2009年12月8日火曜日

その涙の訳・・・ ~最終話 前編 ~

動画を再生して、読んでね。



美奈との同棲生活から、半年が過ぎ
またあの頃のように、戻れる事を信じていた

彼女もまた、同じ気持ちでいる筈と信じて・・・



           ~ 最終話 ~

美奈との付き合いが、三年を過ぎたある日の夕暮れ
いつものように単車に跨り、彼女のバイト終わりの時間を
見計らって、迎えに走った

このところ、すれ違いの日々が続く毎日に彼は
美奈には内緒で、迎えのバス停に単車を止め
彼女の帰りを待っていたのだ

そんな彼の目に、白い一台の車が何気に目にとまった
あの車の奴も、誰かを待っているのだろう・・・

その時単純に、彼はそう思っていた

その数分後、バイト先の長い下り坂を降りてくる
美奈を見つけて声を掛けようとした時

彼に気が付いた美奈は、驚きの表情を見せ立ち止まり
それと同時に、さっき停車していた車が
クラクションで美奈に、合図したように聞こえた

事の現実を把握するまでに、そう時間はかからなかった

あの車の奴も、彼と同じように美奈を待っていたのだ

嫌な予感に彼は、美奈に駆け寄り
問いただしてみたが、美奈は俯いたまま
何も答えようとしなかった

そんな彼女の態度に、苛立ちを隠せない彼は

「美奈は、どっちが好きなん?」

すると暫くして、美奈が口を開いて

「まぁくんも大好きだけど・・・あの人も好きなん ・・・」

そう呟くと、突然泣き出し
その場にしゃがみ込むだけだった

悲しみを感じるより、ただ心が痛かった・・・




  

        曲は、浜田省吾「丘の上の愛」



            応援クリックお願いします。
                ↓  ↓  ↓
        にほんブログ村 バイクブログ ドゥカティへ
             にほんブログ村






0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。