2009年12月10日木曜日

その涙の訳・・・ ~最終話 後編 ~



動画を再生して読んでね。


美奈の口から出た言葉は、あまりにも身勝手で
理解し難い言葉だった

三年以上に及ぶ、付き合いの中で
痛いほど、彼の気持ちを知っていながら・・・


あんなにお互いの夢を、語りあった筈なのに・・・


次第に込みあげてくる感情を、抑えきれずに彼は
美奈の腕を掴み、嫌がる彼女を無理やり
待っている車まで引っ張って行き助手席に乗せた

「こんな女、お前にやるわ !」

思わず口から出た強がりだったのかも知れない
それでも最後は、男としてのプライドを捨てる事が出来なかった

誰よりも美奈の事を、大切に想っていたから・・・

美奈は、彼のすべてだった
美奈の居ない生活など、考えられない彼である筈なのに・・・

そして泣きじゃくる、美奈を乗せた車が走り出した

遠ざかって行く車のテールランプが、滲んで見えるのを
奥歯を噛みしめたまま見つめていた

「これでいいんだ・・・これで・・・」

何度も、何度も。自分に言い聞かせては
溢れる涙を抑えきれずに、空を見上げた・・・



                                    完。




 
          曲は、郷ひろみ 「哀愁のカサブランカ」


     ~ あとがき ~

あの日、彼の初恋は終わりを告げた・・・

この物語も、今日限りで書き綴る事を終わりにしたいと思うが
ここに書かれた出来事は、ほんの一部分でしかない

二人の想いをこれ以上、表現するには
余りにも言葉が足りないのが事実である。

あれから22年の月日が流れ、彼女が
今何処で、どう暮らしているのかは知る由も無い

ただ、現在の彼女が良きパートナーと子供に恵まれ
心から幸せでありますように・・・


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